デントリペアDIY、チャレンジ?

冒頭からなかなかなリペア跡ですが。。。。
ご覧の通り、デントリペアDIYの跡・・・・

大きさ的には男性の拳大のサイズでしょうか?
これはオーナー様の身内が凹んでしまったルーフ脇を俺に任せとけ!!
って感じでリペアした跡だそうです(T_T)
よくある感じのデントリペアDIY跡ですが、おそらく最初の段階で
少し凹みが目立たなくなりもう少し!もう少し!!で、
こんなボコボコになってしまったんだと思います。

細かく説明すると、今回の施工法は市販のデントリペアプーリングKIT等
ではなくドライバーのような長い工具で裏から押し出してリペアを
試みたそうです。
凹みの中心を外して押し出してしまっている上に、
押し加減が強すぎて点状に強烈に鉄板が
伸びている場所が沢山あり、塗装が割れる寸前でした(@_@)

しかし、デントリペアって最近はSNS等でも画像・動画もあふれているし
DIYキットも販売されているんで気軽にチャレンジしたくなりますよね(^^)
簡単に言えば、凹みを裏から押すか引っ張るかだけですからねwww
特にBlog等でDIYで上手にできた!!なんてのもよく目にしますね?

でも、よく考えてください。
上手にいったら記事にしますけど、失敗したらあえて失敗しました!!
なんて多くの方はSNSで上げないですよね?
オマケに本当の上手にできたと、いっている方がいたとしても
我々プロの仕上がりとは雲泥の差です。
正確にリペアされたデントリペアの仕上がりは誰が見てもわかりません。
自動車の査定士・鈑金塗装の職人でもは判別は不可能なレベルです。
それ位デントリペアはとっても繊細で精密なリペア方法です。
時には1mm以下の単位で精密にピンポイントを押し出す必要がありますし、
押し出す時の出し加減も1mm以下。

なかなかその正確・精密加減が理解されにくい職人技でもある訳ですが、
1度でもDIYでチャレンジしてみた方なら意外と難しいな??
って思って貰えると思います。
今回のヘコミはやはりピンポイントで出し過ぎてしまった部分が
かなりダメージ大。

塗装が割れる寸前まで押し出てしまった場所は強烈に鉄板が
伸び切ってしまっている為に、その頂点は異常に硬くなってしまっているので、
容易には元に戻りません。
まして最近の自動車のボディは非常に薄く出来ているので、元のボディラインを
成形するのに何度も何度も押し出したり叩いたりを繰り返すと、
すぐに張りが無くなりペコペコなっちゃうんです(T_T)
どんなヘコミもリペアの手順は決まっているので、
出来るだけ正解に近い手順を探り当て最少の動きでパネルを成形します。
そうすれば更なるパネルの変形も最小限の為、
リペア跡が歪みも残らず綺麗にリペアできます。

画像のようにリペア跡はかなり綺麗に元に戻りましたが、
一部強烈に押し出してしまって出来た点状の盛り上がりが残ってしまいましたが、あまり気にならないと思います。

デントリペアDIY、挑戦したくなるのは凄く分かります。
だって自分の車ですからね、出来る事なら何とかしたい筈・・・・

でも意外と難しいんですよwww
凹みで困ったら、DIY挑戦しても構いませんが優しく程々にしましょう☆
あまりにも酷く変形させてしまうと、
その後のフォローがデントリペア専門店でも
困難になっちゃいますよ(*_*)

もちろん本音は最初からプロにお任せ下さい!!ですが(^^ゞ

ご依頼ありがとうございました!!

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